キノコの木

特に何かに特化した人間ではないのでその時書けることを少しずつ書いていきます。

【転職 体験談】過去のお仕事【4社目】【ハローワーク利用】

 

過去のお仕事シリーズの4社目です。

仕事内容としては「町工場の従業員」なので、

「どんな仕事だったのか知りたい!」って需要もないと思うのでほとんど書きません。

それよりも、今回は当時人生で初の「正社員から正社員」への転職でいい経験ができたので

そちらを重点的に書いていきます。

ハローワークを利用して転職したのも初めてだったので、その時の体験談と、

体験したから思う「こうするべきだった」情報を書いていきます。

今転職を考えている人の参考になれば幸いです。

 

今思えば、辞める前に知っておきたかったこと

これは「普通に会社員」をしていた人なら意外と多くの人が知らないことかもしれません。

何かというと、【退職日】の決め方です。 (まあ好きな日に辞めるのでもいいんですけどね。)

「健康保険」と「年金」等のいわゆる「社会保険料」については【退職日】で変わってくるんです。

退職日が一日違うだけで得をしたり損をする場合があるので、知っておくといい話です。

細かい説明・本格的な説明は私はそこまで詳しくないので、

嘘は言えないということで一度ご自身で調べてみてください。

 

こういう知識は誰かが丁寧に教えてくれるものではないので、退職前に知っておくと得ですね。

前職を退職後の過ごし方

前職、「教習指導員」を辞めた理由は以前書いた通りなんですが、

 

今思えばまだ若かった無知な私は「結婚したら辞める」の一心で文字通り辞めたわけです。

11月に結婚し、12月で退職しました。

当時、嫁さんは在職中だったので私の貯金と嫁さんの仕事でしばらく過ごし、

1~2カ月を目途にじっくりしっかり選んで決める予定でした。

当時は実際「主夫」として毎朝早起きして嫁さんに弁当と朝ご飯を作ってましたよ☆笑

ところが2月になり、まだ仕事も決まっていない段階で嫁さんの妊娠が発覚。

つわりもひどくなってきたので早く仕事を決めて自分が働かないと!と焦りました。

嫁さんの為にも早く働くという選択は今でも間違っていなかったと思っていますが、

焦って妥協して選んでしまったのは今思うと反省点ですね

ではその時の仕事を決める経緯と実際に働いていた時の事を書いていきます。

退職後、まずやっておくべきこと

仕事を辞めた人は必ずやっておくべきなのが「失業保険の手続き」です。

次の職場が決まって辞めた人は関係ありませんが、次が決まっていないで辞めた人は必ずやっておきましょう。

在職中に給与明細を見ると実はちゃんと天引きされている「失業保険」。

転職しないなら払いっぱなしですが、転職するなら払ってたからには貰わないと損ですよ。

あまり詳しくは覚えていませんが、確かすぐに貰えるわけではなくて、

自己都合退職の場合は3カ月ほどの待期期間があったと思います。(会社都合はすぐ貰えた気がします)

ただ3カ月何もせず過ごしていても貰えません。規定の回数の求職活動をこなさなければならなかったはずです。

 

私も手続きを済ませてから月に何度も求人を見に行きました。

ただ当時(2011年)はまだ求人も少なく、ましてや地方なので納得できる求人はほとんどありませんし、

いい求人が出てきてもすぐ応募が集まって倍率もすごいことになってました。

次の仕事が生涯の仕事と思って探すつもりだった私としては厳しい現実でした。

辞めたはいいものの、考えが甘かったかなと現実を知るのはこの頃です

求人票の情報を鵜呑みにしない

結果から言うと、私はこの時の会社には求人票でだまされました。

だまされたというと聞こえが悪いですね。「私の確認があまかった」と言った方が正しいかもしれません。

メーカーの下請けの町工場の求人だったんですが、この時の求人票の内容としてはこんな感じでした。

就業時間:8時30分~17時15分

休日:土日(年間110日)

基本給:「まあ地方なら平均的かな」というレベル。約18万ほど。

昇給:基本給の4%

賞与:年間4カ月分(前年度実績)

たしかこんな内容でした。

この中で「入ってみたら違ってた」のが「昇給と賞与」でした。

今思うと私がよく確認せず、求人票を信じ込んで妄信的に決めてしまった背景にはこんな理由があったと思います。

①上にも書きましたが、「嫁さんの代わりに早く自分が働かないと!」と焦っていたこと

②求人の状況が厳しい中で、これを逃したら次いつ良い求人が出るか分からない不安

③とにかく「無職」という肩書への劣等感

こんな背景から就職を焦ったところもあったと思います。

結果として入社してから先輩たちと話す中で、

【昇給】については「え、去年なんて業績が悪かったって言って昇給なかったで」と聞かされ、

【賞与】については「4カ月なんてこの20数年間で一回も貰ったことないわ」と聞かされたわけです。

ここでだまされt・・・ではなく私の確認があまかったのに初めて気づいたわけです。

入社後に「こんなはずじゃなかった」とならない為にできること

誰しも仕事をする目的は「お金(生活)の為」だと思います。

やりがいとか成長とかいう人もいるでしょうが、元をたどれば「生活の為」にみんな働いていると思います。

なので会社を選ぶ基準に当然「賃金」は重要な要素であり、誰もが気になりますよね。

でも実際履歴書の志望動機に「給料が良かったから」とは書きませんし、

いざ面接に行ってから「給料は求人票の通りで間違いないですか?」とは聞けませんよね。

でも上記の私のように入社してから「こんなはずじゃなかった」と言ってすぐに辞めるわけにもいきません。

ならどうすればいいのか。

私がこの会社から転職する時に実際にやっていたやり方を今から説明します

そのやり方というのは、「応募する前にハローワークから聞いて貰う」という方法です。

ハローワークでは求人票を見て気になる求人があったらそれを印刷して受付に持っていくことで

「今のところ応募した人はいるのか」や「よく求人を出している会社なのか」など、

求人票に載っていないことまで聞けば教えて貰えます。

当然「聞いたからには応募しろ」という決まりもありません。

そこで私は上に書いた「書いてあった内容が、実際には違っていた」経験を話した上で、

気になった求人の内容が、「実際に間違いのない正しい情報なのか」をハローワークから聞いて貰っていました。

なかなか面と向かっては聞きにくい「給料」や「昇給」「賞与」他にも「時間外労働時間」などを。

もちろん私の名前・年齢・性別は伏せた上で、です。

聞いて貰って納得しても、実際に申し込む場合にはその日すぐに申し込みはせず、

次の日に申し込む等すれば、私が電話で情報を聞いて貰った人なのかは相手には分かりませんしね。

まあ今の時代だとハローワークを利用するよりもスマホやPCで求人サイトに登録してそこから申し込む方が主流なのかもしれませんね。

本当なら面接のときなどに実際に給料の話も納得できるように聞くのが正しいんだと思います。

でもやっぱり聞きにくいのであれば今書いたようなやり方も一つの選択肢かなと思います。

まとめ

「転職」というと、一昔前まではあまり良い印象がなかったかもしれません。

長い間日本では「一つの会社で定年まで勤める」のが美徳みたいなところがあったと思いますし、

今でも歳が上の人ほどまだそういう考えの人も多いのかと思います。

でも今は(というより私は)より良い環境・条件を求めて転職するのは当たり前だと思います

「逃げた」と思うか「方向転換」と思うか、人の考えは気にせずに自分で考えるものです。

一度の人生ですから、自分のやりたいことはなるべくやってやりたくないことはなるべくやらない

そんな人生が理想ですよね。 

人生の大半を仕事が占めるわけなので、自分が納得できる仕事ができるといいですね。