キノコの木

特に何かに特化した人間ではないのでその時書けることを少しずつ書いていきます。

【禁煙】禁煙外来は不要!私の禁煙体験談【成功談】

みなさんはタバコ吸いますか?

私は以前は吸っていました。

【2箱/3日】ぐらいのペースの喫煙なので一日だと大体13本ぐらいですね。

ヘビースモーカーというほどではない感じでしょうか。

でもそんな私も2018年の3月1日から660日一本も吸っていません。

これを書いている2020年10月現在、禁煙して2年と7か月になります。

タバコをやめる直前の私は逆流性食道炎や胃炎に悩まされ、胃カメラも経験するなど辛いこともありました。

そんな私もタバコをやめてからはそのような症状からは解放された日々を送れています。

今では禁煙外来なども一般に認知されてきていますが、私は自力でタバコをやめることができました。

タバコをやめたくてもやめられない人は多いです。

でも私のように病院やお金を使わずにタバコをやめることができるの人がいるのも事実です。

今回は私がタバコをやめるまでにしたことや調べたことを、まとめていきます。

 

私の喫煙歴

私がタバコを吸い始めたのは17歳の高校2年生の頃でした。

ダメですよね はい、分かっております(;^ω^)

結局タバコを始めるキッカケって「カッコイイから」が入り口なことが多いんじゃないでしょうか?

私は完全にそのクチです(笑)

ちなみに厳密にいうと「初めて吸ってみた」のは小学校4年生の時という悪ガキっぷりです。

しかも当時の田舎の小学校、ベランダがありまして、そこで吸ったもんですから

速攻でチクられて職員室に呼び出され、一緒に吸った3人まとめて鬼教頭からスリッパでケツ叩きされたもんです。

その時は「こんなもの全然おいしくないし煙たいし臭いし、もう嫌だ」と思って次また吸うことはありませんでした。

それから数年後、次は高校生になってから「周りが吸ってるから」で始まったわけです。

最初は肺にも入れられないし、1mgをただプカプカふかしてカッコイイと思ってやっていたんですが、

今思うと「メンソールってどんな感じ?」とメンソールに手を出したのがその後タバコにハマるきっかけになったと思います。

スーッとするので吸いやすく、6mgとかでも全然重い感じがしないし、それ以降1mgでは物足りなくなってしまいました。

結局それから16年間の喫煙期間を過ごしたわけです。

ちなみにタバコをやめる前すっていたのはメビウススーパーライト(6mg)と

当時普及し始めていたアイコスでした。

タバコをやめようと思ったキッカケ

一昨年(2018年)の3月から禁煙している私ですが、それまでに一度禁煙を考えたタイミングがありました。

そのタイミングというのが「子供が生まれた」タイミングです。

私の父も昔は喫煙者だったようですが、私(長男)が生まれる時にやめたと聞いています。

結婚されている方は「出産」は一つのキッカケになりやすいのではないでしょうか?

私も妻の妊娠が分かってから、今後の「健康とお金の為」にやめようと思っていました。

しかし結局生まれてからも「いつでもやめられるから」とダラダラと吸い続けます。

長男が生まれたのが2011年なので、結果的に私はダラダラと更に7年喫煙していたことになりますね。

そんな私がなぜ2018年になって急に禁煙しようと思い、今まで続いているのか?

禁煙しようと思ったキッカケは本当に突然でした。

2018年2月のある日の通勤中、ふと「タバコやめようかな」と思ったからです。

これだけです。

なんででしょうね?私にもわかりません(笑)

本当に「ふと思った」んですね。 

出産や病気や家の事情など何か「大きな理由」があったわけじゃないんです。

タバコをやめようと思っている方の参考にならなくてすいません(^^;)

その日から私は「禁煙」についていろいろ調べ始めました。

当時の私が調べていて分かったこと、私が実践した禁煙方法などこの後書いていきます。

タバコを吸うことのリスク・デメリット

タバコは「百害あって一利なし」なのは喫煙者・非喫煙者ともに皆さん知っている通りです。

タバコを吸うことによって様々なリスクがあることは細かくは説明しませんが、

ガンや重大な病気のリスクだけでも非喫煙者と比べて以下のようなリスクの増加があると言われています。

また、タバコを吸うことでタールによって肺が黒くなっていくことはよく知られています。

タバコをやめたら元のピンクに戻るという説がありますが、これはどうやら事実ではないようです。

黒くなった肺は元の色には戻るわけではなく、「進行がストップする」が正しい事実のようです。

タバコは健康面で害が多いだけでなく、副流煙によって周りの人の健康にも害を及ぼします。

百害あって一利なしとはまさにこのことですね。

タバコをやめるメリット(金銭面)

特に金銭面でのメリットは健康と違って数字で見れるので分かりやすいですよね。

私の例で以下の条件を当てはめて計算してみましょう。

タバコをやめた日:2018年3月1日

タバコをやめている日数(2020年10月20日とする):960日

タバコ一箱の値段:現在490円(メビウス

タバコを吸う量:2箱/3日

以上の条件で計算するとこうなります。

(960÷3)×2×490=215,600円

なんと215,600円!

これは大きいですね。 

私先月にパソコン買い換えたんですけど、全部込み込みで20万ほどでした。

タバコ代浮いた分でまかなえてますね(今気づきました(笑))

ちなみに1日1箱吸う方だと1年間のタバコ代は、

365日×490円なので178,850円 です。

約18万ですね。

年に1回、家族旅行に行けちゃいますね。

禁煙、いかがですか?笑

タバコをやめるメリット(健康面)

タバコを吸うことは健康に様々な害があるのは上でも述べた通りです。

しかしタバコをやめることで、それまで高まっていたリスクは減少に向かうそうです。

タバコをやめることで起こる健康面の変化は以下の時系列を辿ります。

①禁煙開始直後

タバコを吸い終えた瞬間から、体は喫煙による変化を元に戻そうと動き始めます。

 様々な有害物質がもたらした被害からの回復が、この時点ですでに始まります。

②禁煙開始20分後 

体はダメージからの回復を始めています。 ニコチンによって収縮していた血管が元に戻り、血圧・脈拍が正常化を始め、体温も元に戻ります。

 この時間からニコチンの減少によって体がタバコを求め始め、集中力の低下・イライラなどの禁断症状が起こり始めます。

③禁煙開始8時間後

タバコによって増加していた血液中の一酸化炭素が減少し、酸素濃度が上昇します。 酸素濃度が高まることで呼吸が楽になります。

タバコによって低下していた運動能力が回復を始めます。

仕事の終わりや食事後など喫煙が生活の一部となっていた人は、この段階から禁断症状との戦いが始まります。

人によっては、この時点で禁煙を諦めてしまいます。

④禁煙開始24時間後

タバコによって増加していた血液中の一酸化炭素が正常に戻ります。

肺の浄化作用が始まり血圧が正常化することで、心臓発作の危険性も低下していきます。

禁煙から24時間経つ頃から離脱症状がもっとも辛くなる期間が始まります。

⑤禁煙開始48時間後

タバコによってうまく機能していなかった嗅覚や味覚、胃の働きの正常化が始まります。

臭いや味がはっきりとわかるようになり、ご飯がとても美味しく感じるようになります。

食欲増加により、ついつい食べ過ぎによる体重増加に注意が必要です※)。

※)禁煙後2~3kgの体重増加が禁煙者の80%に認められます。禁煙開始直後の体重増加はあまり気にせず禁煙を優先させましょう。禁煙状態が安定してから食事に注意するようにしましょう!

⑥禁煙開始72時間後

肺活量や気管支の機能が回復し、運動機能が大きく回復しています。

試しにランニングなどの運動をしてみると、運動機能の回復が実感できます。

ニコチンが体内から完全に抜けきり離脱症状も緩和されてきます。

この離脱症状を乗り切ればタバコを吸いたいという欲求とお別れすることができます。

⑦禁煙開始1週間後

ニコチンによって低下していた睡眠の質が改善し始めます。

アセチルコリンと呼ばれる神経伝達物質の機能が正常化し、質の高い睡眠をとれるようになってきます。

ぐっすり寝れて、寝起きもよくなります。

昼間にくる急な睡魔や目覚めの悪さや睡眠不足に悩まされている方は、この頃から睡眠の質の改善を実感できるでしょう。

⑧禁煙開始2週間後

循環機能が回復し、心臓・血管が回復します。冷え性だった人も手足の冷えをあまり感じなくなってきます。

喫煙によって傷んでいた肌が改善してきて肌のハリ・ツヤ・透明感が出てきます。

女性では化粧のりもよくなり鏡を見るのも楽しくなります。

⑨禁煙開始1~9か月後

離脱症状が軽減し日常生活がとても送りやすくなります。

かぜやインフルエンザなどに始まり、心筋梗塞胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの病気のリスクが減少します。

⑩禁煙開始1年後

軽度・中等度の慢性閉塞性肺疾患COPD)のある方の肺機能の改善がみられるようになります。

咳・痰、息切れなどが改善します。 身体のだるさや疲れやすさも改善し、活動的になっているはずです。

スタミナが戻ります。

風邪などの感染症を起こしにくくなります。

⑪禁煙開始2~4年後

狭心症心筋梗塞などの虚血性心疾患のリスクが35%減少します。

脳梗塞のリスクも明らかに減少します。

この時期でも、油断をするとタバコに手が出ることがあります。

⑫禁煙開始5~9年後

おめでとうございます。ここまで禁煙が続けば肺がんのリスクもかなり低下しているはずです。

その他にも、虚血性心疾患や脳硬塞などの病気のリスクが減少します。

その他のがんの発症率の低下も確認されています。

⑬禁煙開始10~15年後

10年後には肺がんのリスクが半分に低下します。

さまざまな病気にかかるリスクが非喫煙者のレベルまで近づいてきます。

 

いかがでしょうか?

血中一酸化炭素濃度が・・・ などと言われてもこれは実感ができるものではありませんね。

医学的に言えば上に述べたような変化があるわけですが、

では次は実際にタバコをやめてから私が今までに実感できた「変わった点」も紹介します。

タバコをやめることで実感したこと

私は大きく3つありました。

まず1つ目は「自分が思ってたより呼吸器系が弱ってたんだな」という実感。

いつまでも若くはない とはどこかで思っていてもまさかタバコをやめるとこんなにも呼吸というか

呼吸器系が改善されたような感覚になるとは思っていませんでした。

子供と走り回って結構すぐに息切れになっていたのが、今では全然息の持ちが違います。

子供と遊んでいて疲れても少し休むと息が戻るのも実感として分かります。

あとは慢性的に時々感じていた「胸の痛み(肺らへん?)」も気づけば感じなくなっていました。

最近すぐに息切れするようになったな、歳かな?と思っている方、結構それ、タバコのせいかもしれませんよ。

そして2つ目は「ご飯がおいしく感じる!」です。

上の⑤でもあるように味覚が改善するのでしょう。

これに関しては明らかに実感できた部分です。

ご飯がおいしいので食べる量も増えました。

ただそこで気を付けないといけないのが「体重増加」ですね。

私、タバコを吸っていた頃は二十歳の頃からずっと体重の増減がほぼありませんでした。

ところがタバコをやめた2018年3月から1年で約4kg増えました(^^;)

4kg増えた春から今まではずっと横ばいなんですけどね。

健康診断でも指摘されましたが血糖値とかには問題なく、ただ体重が増えるペースが急だったので気を付けましょうとのことでした。

そして3つ目は「財布の中の金額の減り方が変わった」です。

もともと普段から会社には折り畳み財布で2000円ほどしか持って行かないタイプだったんですが、

途中でコンビニに寄ってタバコ+αの買い物すると2000円ぐらいだとすぐ無くなっていました。

それが今ではタバコを買わなくなったので、コンビニに行く機会も減ったことで2000円あれば1週間ぐらい

余裕で足りるようになりました。

上で書いたようにタバコをやめたことで20万円以上浮いてるわけですからね。

積もると大きいですよ。

私が実践した禁煙方法

ではいよいよ660日タバコを吸っていない私が実践した方法を紹介します。

試してみてあまり効果がなかったものも含めて私なりの評価も交えて紹介していきますね。

禁煙を始める日は〇月1日にする

まず1番は「いつ始めるにしても、禁煙を始めるなら1日から始める」ということです。

何月でもいいです。1日から始めましょう。

この方法は私が禁煙について調べている中でどこかで見かけたものです。

「1日から始める」の理由は「いつから、どれだけ継続しているかわかりやすいから」というのが一つです。

なるほどなと思いました。 

記事の書き出しで私が「2018年の3月1日から」と書いたのも実際分かりやすいですよね。

これは自分のモチベーションの為にも非常に有効だと思います。

さらにこの方法は「禁煙を始める心構えを作る」為にも非常に有効でした。

よく「明日から禁煙する!」とか「この一箱終わったら禁煙する!」という人いますよね。

私の周りに限っていえば、そのやり方で成功した人を私は見たことがありません。

タバコは一つの中毒ですから、いきなり思いつきでやめようとしても難しいと思います。

それより自分の中で「来月の1日から禁煙する」と決めたら逆にそれまでは今まで通りタバコを楽しむといいと思います。

私も2月にタバコをやめるのを思いついてから、周りに「3月1日からタバコやめるわ」と言いつつ

今まで通り普通にタバコ吸ってたもんですから、周りからは「本当にやめる気あるの?」と言われていました笑

、タバコをやめようと思った人が、それまでどれだけの期間タバコを吸っていたかは人それぞれですが、

少なからずしばらくの間日常にあったものが急になくなるのは寂しいものです。

〇月1日から始める!と決めたならそれまでの間はお別れの時を迎える気持ちの準備も兼ねて

今まで通り吸うのでいいと思います。

むしろこれからタバコをやめることを思って存分に味わってください。笑

なのでこの方法で私は禁煙できたようなものなので、

私としてはこの方法はとしては「◎」です。

飴などをなめる

これもよくある手段みたいですね。

実際私も最初の頃は飴を持ち歩いていました。

効果はどうだったかというと、「う~ん・・・」という感じでしたね。

元々「飴を舐める」という習慣がなかったのもあってか、続きませんでした。

砂糖の摂りすぎ大丈夫かな?とか余計な心配もしてしまうし、結局買った1袋も食べきりませんでした。

なのでこの方法は私としては「×」でした。

電子タバコなどで「吸っている感」だけでも味わう

こちらは一昔前にはなかった「逃げ方」ではないでしょうか?

一昔前だとパイポとかはありましたね。(そういえばなぜか私、中学生の頃にパイポにハマった時期がありました。笑)

パイポは煙が出ませんが、こちらは実際に煙(水蒸気?)が出るので、より吸っている感は感じられます。

ただ電子タバコは本当に健康に害はないのか?今の時点では確定的な答えは出ていないのでリスクは怖い部分ではありますね。

私は【FLEVO】というものを最初の頃に購入してしばらく使ってみていた時期があります。

こちらです。

別に商品を売りたいわけではないですが、この商品、結構煙も出て吸っている感は味わえました。

最初の頃は吸っていた頃と同じように喫煙所に行ってこれを使ってていたんですが、

周りからも「本当のタバコみたい」と言われました。

充電はUSBでOKで、カートリッジを交換すればフレーバーを変えられます。

ただ、同じカートリッジを味が無くなるまで何度も使うので、若干潔癖(?)な私はそこは気になる部分でした。

これもいつの間にか使わなくなっていましたが最近カバンの底のほうに入りっぱなしなのを発見しました。笑

これは飴よりは気分の紛らわしには効果的だったと思います。

費用も1000円程なので手を出しやすいですしね。

この方法は私の評価としては「△に近い〇」といったところでしょうか。

禁煙支援アプリを使う

とにかく禁煙の気持ちを紛らわせたかった私はアプリがあることを知って使い始めました。

使ってみて良かった点は自分が今禁煙何日目かを知ることができるので継続が分かって前向きに取り組めたことですね。

私は2つのアプリを使っていたんですが、そのうちの1つにはチャットというか掲示板みたいな機能もついていました。

アプリを利用している人達が「今日から禁煙始めます!」とか「禁煙開始1週間突破しました!」とか

宣言や報告をして、それを応援したり祝福したりで利用者同士で励ましあって禁煙に取り組める面があります。

たしかに「みんな頑張ってるから自分も頑張らないと!」と思えて励みになりました。

が、たまに(結構?)あるんですよ。こんな投稿が。

「今日飲み会で吸っちゃいました(´▽`)」とか「禁煙3日で失敗。やっぱり自分にはできません」とか。

なんかもう「じゃあ自分も」ってなってしまうようなのも見えてしまうんですね。

なので最初の1週間ぐらいはしょっちゅう見てましたが、途中から逆効果かなと思って、見ないようにしていました。

なのでこちらの方法は「人による」と思うので私的には「△」という評価です

まとめ

ここまでタバコのデメリットや禁煙のメリットを確認しながら進めてきました。

私なりにやってみた方法も参考になれば幸いです。

タバコをやめると言って実際に普段はタバコを吸わなくなった人でも「飲み会の時だけ吸う」という人もいます。

しかし「本当に、完全にやめたい」ならその「時々」もやめることをオススメします。

時々しか吸わないと言っても「たった1本」が「脳内報酬回路」を目覚めさせてしまいます。

タバコを吸うと肺から吸収されたニコチンが脳に達しますが、この時ニコチンは静脈注射より早く、約7秒で脳まで達します。

そして、中脳にあるニコチン受容体に作用して、快楽物質であるドーパミンを過剰に放出させます。

この時の「早いスピード」がより強く快感を強めてしまうのです。

こうして気が付くと、「たばこを吸う、快感を得る、たばこを吸う」という悪循環(依存症)に陥ってしまいます。

なので「やめる!」と決めたなら、「今後一切、1本も吸わない」というつもりで取り組みましょう。

私は自力でやめることができましたが、依存具合によっては難しい方もいるかもしれません。

今は病院でも禁煙外来がありますし、一度話を聞いてみたり調べてみるのもいいかもしれませんね。

タバコは百害あって一利なしです。

2020年の4月からは施設での禁煙・分煙の法律もますます厳しくなります。

いつかやめようと思っているなら、これを目にした「一番近い1日」から禁煙始めてみませんか?

【インフルエンザ 予防接種】効果ある?ない?【リスク等も徹底検証】

風邪やインフルエンザの季節ですね。

そして話題になるのが「予防接種って意味あるの?」という内容。

子供がいる人なんかは副作用やリスクも気になるところですね。

そこで今回は世間にあふれる「インフルエンザの予防接種」のメリット・デメリット、副作用やリスクなどの情報をまとめてみました。

 

 

予防接種とは

予防接種とは、病気に対する免疫をつけるために抗原物質(ワクチン)を投与(接種)することを言います。

接種により原体の感染による発病、障害、死亡を防いだり和らげたりすることができる、という考え方です。

接種で投与される物質は、生きているが毒性を弱めた状態の病原体(細菌・ウイルス)の場合もあれば

死んだり不活性化された病原体の場合、タンパク質などの精製物質の場合もあります。

インフルエンザの予防接種はどんなもの?

現在のインフルエンザワクチンは、ワクチン製造用のインフルエンザウイルスを発育鶏卵に接種して増殖させ、

漿尿液から精製・濃縮したウイルスをエーテルで部分分解し、更にホルマリンで不活化したものです。

精製したウイルス粒子をエーテルによって部分分解し、副反応の原因と考えられる脂質成分の大部分を除去したものとなっています。

いくつもの型があるインフルエンザウイルスから毎年流行しそうな「4つの型」をWHO(世界保健機関)が決定し、それに基づいてワクチンが作られます。

インフルエンザ予防接種の効果は?メリットは?

実際効果がないならする意味がないですよね。以下、私なりに調べた内容を並べていきます。

①発症の予防については、これを調べるのはなかなか難しいのですが、統計によると、

 成人の1回予防接種でおよそ「60%有効」と言われています。

②インフルエンザワクチンの効果に関しては、ワクチン接種をしなかった場合におこる危険性を

 ワクチン接種によってどのくらい減らすことが出来るかという相対危険で表わすことが合理的であるとされています。

 しばしば「有効率75%」などの言葉が使われていますが、これは、「ワクチン接種者100人のうち75人が発症しない」ということではなく、

 「ワクチン接種を受けずに発症した人の75%は、接種を受けていれば発症を免れた」ということを意味しています。

③ワクチン接種によって、65歳未満の健常者についてはインフルエンザの発症を70~90%減らすことができる。

④65歳以上の一般高齢者では肺炎やインフルエンザによる入院を30~70%減らすことができるとされている。

⑤老人施設の入居者については、

 インフルエンザの発症を30~40%、

 肺炎やインフルエンザによる入院を50~60%、

 死亡する危険を80%

 それぞれ減少させることができるとされている。

⑥6歳未満の小児を対象とした2015/16シーズンの研究では、発病防止に対するインフルエンザワクチンの有効率は60%と報告されている。

 ・ワクチンを接種しなかった100人のうち30人がインフルエンザを発病(発病率30%)  

 ・ワクチンを接種した200人のうち24人がインフルエンザを発病(発病率12%)

  → ワクチン有効率={(30-12)/30}×100=(1-0.4)×100=60%

このように、インフルエンザワクチンの効果は100%ではありませんが、

高齢者を中心に、肺炎などの合併症の発生や入院、死亡といった重篤健康被害を明らかに減少させる効果が示されています。

これはWHOをはじめ世界各国でも広く認められています。

また、必ずしも「完全に予防できるわけではない」インフルエンザの予防接種ですが、仮に発症してしまっても重症化を予防できるとも言われていますね

予防接種の問題点。副作用やリスク等

以下、世間で言われている説も含めて私が調べたことを並べていきます。

①現行ワクチンの感染防御効果や発症阻止効果は完全ではないので予防接種を受けても発症することがある。

②インフルエンザウイルスの表面にある赤血球凝集素(HA)という

 糖蛋白が感染防御免疫に関る主要なウイルス抗原でありこれに頻繁に突然変異が起こるため、

 生涯免疫の獲得が困難で、毎年発症の可能性がある。

③一般に不活化ワクチンによって賦与される免疫は時間とともに低下していく。

 インフルエンザワクチンによる有効な防御免疫の持続期間は3カ月程度と短く、

 毎年シーズン前に接種を繰り返す必要がある。

④インフルエンザワクチンの副作用に関しては、発育鶏卵の品質管理、

 精製技術の改良やエーテル処理による発熱物質の除去などの技術的な進歩によって、

 1971年以前の全粒子ワクチン時代に問題となった発熱や神経系の副作用は大幅に減少している。

 しかし、約100万人に一人の割合で重篤な神経系の健康障害が生じ、後遺症を残す例も報告されている

⑤インフルエンザワクチンには微量ながら卵由来の成分が残存しているので、

 これらによって発赤やじん麻疹などの局所反応やアナフィラキシー・ショックが出現する可能性がある。

 卵アレルギーの人はワクチン接種を避けるか、注意して接種する必要がある。

⑥次の表に示した物質が含まれるるとされている。

以上のように、怖い内容のものもありますね。

ただ、ホルムアルデヒドは人間の血液中に元々含むためワクチンでの摂取量なら悪影響はないとも言われています。

インフルエンザにかかるリスク

ここまで「予防接種を受けることによるリスク」を書いてきました。

では次はインフルエンザにかかるリスクを挙げていきます。

普通の風邪と比べて症状が重症化しやすく、38度以上の高熱、

 咳やのどの痛みなどの呼吸器の症状だけでなく、高熱、全身のだるさ(倦怠感)、

 食欲不振などの全身症状が強く、しばしば、頭痛や関節痛・筋肉痛など呼吸器以外の症状を伴う。

  合併症として、気管支炎、肺炎、中耳炎などがみられ、重大な合併症には急性脳症(インフルエンザ脳症)や重症肺炎がある。

②ハイリスク群と言われる、以下に当てはまる人は重症化しやすいと言われている。

 ・65歳以上の高齢者

 ・5歳未満の子供

 ・妊娠中の人

 ・肥満の人

 ・基礎疾患がある人(慢性呼吸器疾患、 慢性心疾患、 代謝性疾患(糖尿病など)、腎機能障害 免疫機能不全 など) 

学校に通う子供の場合は「出席停止日数」が決められている。

 学校保健安全法施行規則により、インフルエンザの出席停止期間の基準は

 「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」

 となっています。

 発症した日からかぞえると、6日間の出席停止が必要ということになります。

 その後は、解熱した日によって出席停止日が延期されていきます。

④社会人には③のような法的なルールはないが、感染拡大を防ぐ為にも数日間は休むべきである。

 会社によってルールがある場合はそれに従って休まなければならず、仕事に支障が出る。

 

以上がインフルエンザにかかるリスクです。

 

結論

「予防接種を受けるメリット」「予防接種の問題点」「インフルエンザにかかるリスク」

全てをふまえて皆さんの意見はどうでしょうか?

私は専門家ではないので「絶対こうだ!」という確定的なことは言えません。

無責任な結論を言わせていただくと、「最後は自分が信じるほうを選ぶべき」だと思います。

私は数年前に2年連続でインフルエンザにかかり、非常に大変な思いをした経験があります。

普通の風邪に比べて症状も重いですし、よく言われる「全身の倦怠感や関節痛」はなった人しか分からないと思います。

ただそれでも「予防接種のリスク」を知ると予防接種を躊躇してしまう気持ちもわかります。

奥さんが妊娠中の方や小さいお子さんがいる方は特に迷いますよね。私も同じです。

予防接種を受けずにインフルエンザになるリスクか、予防接種をすることのリスクか、

自分なりにいろいろ調べた上で「自分はこうする!」という結論を出したのであれば

きっとそれが正解なんだと思います。

ちなみに去年、私は妻が妊娠中でした。

いろいろ調べた結果、「予防接種を受けるリスク」より「インフルエンザになるリスク」を

問題視し、産婦人科で相談したうえで予防接種を受けてもらいました。

ただ「予防接種」を軸にせず、「普段から健康的な生活を心がける。手洗いうがいで予防に努める」など

自分自身でできる予防に取り組むことも大事だと思います。

今シーズンみなさんが健康に過ごせることを願ってこれで終わりとさせていただきます。

【転職 体験談】過去のお仕事【4社目】【ハローワーク利用】

 

過去のお仕事シリーズの4社目です。

仕事内容としては「町工場の従業員」なので、

「どんな仕事だったのか知りたい!」って需要もないと思うのでほとんど書きません。

それよりも、今回は当時人生で初の「正社員から正社員」への転職でいい経験ができたので

そちらを重点的に書いていきます。

ハローワークを利用して転職したのも初めてだったので、その時の体験談と、

体験したから思う「こうするべきだった」情報を書いていきます。

今転職を考えている人の参考になれば幸いです。

 

今思えば、辞める前に知っておきたかったこと

これは「普通に会社員」をしていた人なら意外と多くの人が知らないことかもしれません。

何かというと、【退職日】の決め方です。 (まあ好きな日に辞めるのでもいいんですけどね。)

「健康保険」と「年金」等のいわゆる「社会保険料」については【退職日】で変わってくるんです。

退職日が一日違うだけで得をしたり損をする場合があるので、知っておくといい話です。

細かい説明・本格的な説明は私はそこまで詳しくないので、

嘘は言えないということで一度ご自身で調べてみてください。

 

こういう知識は誰かが丁寧に教えてくれるものではないので、退職前に知っておくと得ですね。

前職を退職後の過ごし方

前職、「教習指導員」を辞めた理由は以前書いた通りなんですが、

 

今思えばまだ若かった無知な私は「結婚したら辞める」の一心で文字通り辞めたわけです。

11月に結婚し、12月で退職しました。

当時、嫁さんは在職中だったので私の貯金と嫁さんの仕事でしばらく過ごし、

1~2カ月を目途にじっくりしっかり選んで決める予定でした。

当時は実際「主夫」として毎朝早起きして嫁さんに弁当と朝ご飯を作ってましたよ☆笑

ところが2月になり、まだ仕事も決まっていない段階で嫁さんの妊娠が発覚。

つわりもひどくなってきたので早く仕事を決めて自分が働かないと!と焦りました。

嫁さんの為にも早く働くという選択は今でも間違っていなかったと思っていますが、

焦って妥協して選んでしまったのは今思うと反省点ですね

ではその時の仕事を決める経緯と実際に働いていた時の事を書いていきます。

退職後、まずやっておくべきこと

仕事を辞めた人は必ずやっておくべきなのが「失業保険の手続き」です。

次の職場が決まって辞めた人は関係ありませんが、次が決まっていないで辞めた人は必ずやっておきましょう。

在職中に給与明細を見ると実はちゃんと天引きされている「失業保険」。

転職しないなら払いっぱなしですが、転職するなら払ってたからには貰わないと損ですよ。

あまり詳しくは覚えていませんが、確かすぐに貰えるわけではなくて、

自己都合退職の場合は3カ月ほどの待期期間があったと思います。(会社都合はすぐ貰えた気がします)

ただ3カ月何もせず過ごしていても貰えません。規定の回数の求職活動をこなさなければならなかったはずです。

 

私も手続きを済ませてから月に何度も求人を見に行きました。

ただ当時(2011年)はまだ求人も少なく、ましてや地方なので納得できる求人はほとんどありませんし、

いい求人が出てきてもすぐ応募が集まって倍率もすごいことになってました。

次の仕事が生涯の仕事と思って探すつもりだった私としては厳しい現実でした。

辞めたはいいものの、考えが甘かったかなと現実を知るのはこの頃です

求人票の情報を鵜呑みにしない

結果から言うと、私はこの時の会社には求人票でだまされました。

だまされたというと聞こえが悪いですね。「私の確認があまかった」と言った方が正しいかもしれません。

メーカーの下請けの町工場の求人だったんですが、この時の求人票の内容としてはこんな感じでした。

就業時間:8時30分~17時15分

休日:土日(年間110日)

基本給:「まあ地方なら平均的かな」というレベル。約18万ほど。

昇給:基本給の4%

賞与:年間4カ月分(前年度実績)

たしかこんな内容でした。

この中で「入ってみたら違ってた」のが「昇給と賞与」でした。

今思うと私がよく確認せず、求人票を信じ込んで妄信的に決めてしまった背景にはこんな理由があったと思います。

①上にも書きましたが、「嫁さんの代わりに早く自分が働かないと!」と焦っていたこと

②求人の状況が厳しい中で、これを逃したら次いつ良い求人が出るか分からない不安

③とにかく「無職」という肩書への劣等感

こんな背景から就職を焦ったところもあったと思います。

結果として入社してから先輩たちと話す中で、

【昇給】については「え、去年なんて業績が悪かったって言って昇給なかったで」と聞かされ、

【賞与】については「4カ月なんてこの20数年間で一回も貰ったことないわ」と聞かされたわけです。

ここでだまされt・・・ではなく私の確認があまかったのに初めて気づいたわけです。

入社後に「こんなはずじゃなかった」とならない為にできること

誰しも仕事をする目的は「お金(生活)の為」だと思います。

やりがいとか成長とかいう人もいるでしょうが、元をたどれば「生活の為」にみんな働いていると思います。

なので会社を選ぶ基準に当然「賃金」は重要な要素であり、誰もが気になりますよね。

でも実際履歴書の志望動機に「給料が良かったから」とは書きませんし、

いざ面接に行ってから「給料は求人票の通りで間違いないですか?」とは聞けませんよね。

でも上記の私のように入社してから「こんなはずじゃなかった」と言ってすぐに辞めるわけにもいきません。

ならどうすればいいのか。

私がこの会社から転職する時に実際にやっていたやり方を今から説明します

そのやり方というのは、「応募する前にハローワークから聞いて貰う」という方法です。

ハローワークでは求人票を見て気になる求人があったらそれを印刷して受付に持っていくことで

「今のところ応募した人はいるのか」や「よく求人を出している会社なのか」など、

求人票に載っていないことまで聞けば教えて貰えます。

当然「聞いたからには応募しろ」という決まりもありません。

そこで私は上に書いた「書いてあった内容が、実際には違っていた」経験を話した上で、

気になった求人の内容が、「実際に間違いのない正しい情報なのか」をハローワークから聞いて貰っていました。

なかなか面と向かっては聞きにくい「給料」や「昇給」「賞与」他にも「時間外労働時間」などを。

もちろん私の名前・年齢・性別は伏せた上で、です。

聞いて貰って納得しても、実際に申し込む場合にはその日すぐに申し込みはせず、

次の日に申し込む等すれば、私が電話で情報を聞いて貰った人なのかは相手には分かりませんしね。

まあ今の時代だとハローワークを利用するよりもスマホやPCで求人サイトに登録してそこから申し込む方が主流なのかもしれませんね。

本当なら面接のときなどに実際に給料の話も納得できるように聞くのが正しいんだと思います。

でもやっぱり聞きにくいのであれば今書いたようなやり方も一つの選択肢かなと思います。

まとめ

「転職」というと、一昔前まではあまり良い印象がなかったかもしれません。

長い間日本では「一つの会社で定年まで勤める」のが美徳みたいなところがあったと思いますし、

今でも歳が上の人ほどまだそういう考えの人も多いのかと思います。

でも今は(というより私は)より良い環境・条件を求めて転職するのは当たり前だと思います

「逃げた」と思うか「方向転換」と思うか、人の考えは気にせずに自分で考えるものです。

一度の人生ですから、自分のやりたいことはなるべくやってやりたくないことはなるべくやらない

そんな人生が理想ですよね。 

人生の大半を仕事が占めるわけなので、自分が納得できる仕事ができるといいですね。

【元指導員が解説】本免 一発合格のコツ【効果的な勉強法】

11月に入り、高校生が自動車学校に通う季節になってきました。

今回は運転免許を取る人なら誰もが通る「本免学科試験」の概要や裏話、元指導員という立場から効果的だと思う実践的な対策や勉強方法を解説します。

現役ではないからこそ言える「現場の現実」を交えつつ、忖度なしの本音を話します。

 

本免学科試験とは

本免学科試験とは、運転免許を取ろうとする人が受ける学科試験です。

別の記事で書いたように運転免許には【技能試験】と【学科試験】があり、

自動車学校を卒業した方はこの【技能試験】が免除になるので、【学科試験】が最後の試練になるわけですね。

ちなみに自動車学校卒業証明書の発行から「1年以内」に学科試験に合格しないと【技能試験免除】の期限が切れてしまい、もう一度自動車学校やり直しなので注意しましょう。

 

本免学科試験の概要

本免学科試験は各都道府県の「運転免許センター」で行われます。

必ずしも「各都道府県に一つずつ」あるわけではなく、人口が多い県などは複数個所あったりします。

では、以下試験の概要です。

試験問題数:全部で95問。一問1点×90問と、一問2点のイラスト問題が5問合計「100点満点」です。

試験時間:50分

合格基準点:90点以上 (「以上」なので90点でも合格です。89点は不合格ですね。)

合格率:約70%

本免学科試験の概要はこんな感じです。

ちなみに私、元々自動車学校の指導員をやっていましたが、18歳で免許を取るときに実は一回落ちてます( ̄д ̄)笑

よく「89点で落ちた~」っていうのを聞くんですが、私も89点て言われました。

試験官が慰めの為に「89点」って言ってくれてるんでしょうか?

試験に落ちやすい(?)噂話

これは私が実際に指導員をしていた時に何回か耳にした噂話です。

単純に勉強不足で不合格なのは本人の問題ですが、本人の頑張りが足りない以外にこんな噂がありました。

「合宿免許に行ってきた人は学科試験の合格率が悪い」

聞いたことないですか?

実際に地元の自動車学校を卒業した人と、県外で合宿に行ってきた人との合格率の差のデータが分からないので真否は分かりませんが、この噂話、意外と間違いではないかも(?)と思う部分もあります。

以下、個人的な意見ですので、あくまでも「参考程度」に読んでみてください。

試験に受かる人と落ちる人の違い

めっちゃ勉強して受かる人、そんなに勉強しなかったのに受かる人。

めっちゃ勉強したのに落ちる人、そんなに勉強しなかったから落ちる人。

「合格」「不合格」のどちらかとは言え、その内容にもいろいろあります。

では実際に受かる人と落ちる人の差はなんなのでしょうか?

もちろん「地頭の良さ」もあるかもしれませんが、それを言い出すと解決になりませんよね。

私が思う「差」とは、「問題慣れしているかどうか」だと思います。

例えばこのような問題があったとします。

「路線バスが発進の合図を出した時、後方の車は一時停止して、その発進を妨げてはならない」

答えは「×」です。 発進を妨げる行為はいけないが、一時停止の決まりはない からです。

教本だけ完璧に覚えていても実際に問題として出ると「あ、止まって譲らないと」と思ってしまいがちです。

みなさんがよく引っかかるのは結局この「〇〇しなければならない」と言う表現での迷いが多いと思います。

あれ?どっちだっけな? した方が良さそうだけど、義務だっけな? と悩むわけですね。

こればっかりは何度も繰り返して問題を解くことで慣れるしかないと思います。

参考書や問題集は買った方がいい?

私が指導員をしている時に教習生からこんな話を何度か聞きました。

「今日送迎バスのおっちゃんが学科試験一発で受かるコツ教えてくれた!」

(おっちゃん何者・・・(+_+))

その内容というのが、

①本屋で問題集を買って、ノートに書いて答え合わせをすること。

②間違えたところを家の人に教えてもらうこと。

・・・なぜ家の人? まぁ家族のコミュニケーションには良いかもしれませんね。

そして「この方法を伝授した人はみんなちゃんと合格している☆」というお墨付き!

ツッコミどころは満載ですが、多分おっちゃんのおかげじゃなくて自動車学校のおかげですよ。

おっちゃんの「伝授」で実際に問題集買おうか迷ってる教習生もいましたが、全て「必要ない」って言ってきました。

この次に書きますが、「参考書や問題集は買わなくていい理由」がちゃんとあるんです。

これをやれば参考書や問題集は買わなくていい

これにはわけがあるんです。

わけを書く前に確認ですが、みなさんの自動車学校では、「本屋で買うような問題集」以外に「その自動車学校自作の問題集」は貰えましたか?

それが大事なんです。もしかしたら入学時点では貰っていなくても卒業の時に配られるかもしれません。

「手作り感満載の問題集」を貰ったら、それ、めっちゃしっかりやってください。

ではそのわけを話しますが、これは上で書いた「合宿免許組は本免合格率が悪い?」についても絡んでくる内容です。

まず、みなさんが自動車学校を卒業して「運転免許センター」に試験を受けに行った時の結果は、「卒業校別の合格率」として各自動車学校が知ることになります。

そしてこの合格率ですが、数年に一度「ガクッと下がる年がある」んです。

なぜだか分かりますか?

その答えは「運転免許センターの試験問題が新しくなった」からなんです。

え?そんな理由? と思いませんか?

多少の免許制度の改変があってそれを反映する必要があるのもあるんでしょうが、「今までの問題が新しいものになる」だけで合格率が落ちるんですね。

上で書いたように各自動車学校は「卒業校別合格率」を意識します。

その為に「本免を受けに行った人に問題の聞き取りをしている」んです。

これは言っていいのか分かりませんが、私がいたときは「〇番~〇番の問題覚えてきて欲しいな」みたいにお願いして、実際教えてくれた人にジュース奢ってる人もいましたよ(セコい・・・)

免許センターが用意している問題も数パターンでしょうから、これを積み上げると年々合格率は上がるのは当たり前ですよね。

実際に本免で出される問題を対策できるわけですから、「問題慣れ」としてこれ以上効果的なものはありません。

なので数年に一度問題が作り直されるわけです。

そしてその度に合格率が下がる → 問題が変わっても自動車学校は対策をする → そしてまた問題が変わる。

もうイタチごっこですよ。

そういう事情なので「合宿免許に行ってきた人」は地元の問題に触れる機会がないので、合格率が低いという噂も少し納得できるかなと思うんです。

なのでもし合宿免許に行ってきて、いざ地元で本免を受ける人で地元の自動車学校に通っている友達か知り合いがいる場合は問題集を借りれるといいですね。

そういうことで、私が一番効果的だと思う勉強方法は、

自動車学校で貰った手作りの(本と言うよりプリント)問題集を徹底的にやる!です。 

当然「違う言い回しの同じ問題」などにも慣れる為に、他にも問題集を貰ったならそれもやっておくことをオススメします。

まとめ

いかがだったでしょうか?

裏事情のような内容も含んだ話もしましたが、自分なりの方針は見いだせたでしょうか?

本免は基本毎日行われているので、毎回新しい問題を作るのは現実的に難しいわけです。

他の資格試験などでもそうですが、実施回数が多いものは当然問題の使いまわしがあるわけで、その対策をするのが合格への近道になります。

ただ、一つ覚えておいてほしいのは、「どうしても合格したい!」のは分かるんですが、必ず正しい交通ルールも身に着けて、運転デビューして欲しいという事です。

自動運転も開発され、今後益々変化していく自動車業界ですが、正しい知識はいつになっても必要です。

簡単には受からない試験ですが、ちゃんと勉強すれば必ず合格できます。

頑張ってください。

【公開】過去のお仕事【3社目】【教習指導員】

過去のお仕事シリーズ(勝手にシリーズ化・・・笑)。

今回は「1社目」→「フリーター」→と来て、「3社目」になる

「自動車学校」で働いていた時の話を書いていきます。

もし「教習指導員になりたい!」という方がこれを見ているのであれば、参考になれば幸いです。

 

教習指導員とは

「教習指導員」は自動車学校で【学科教習】や【技能教習】を行う人です。

正式名称は指定自動車教習所指導員」という国家資格です。

教習指導員と似たもので「検定員」という資格もありますが、これは文字通り「検定」を行う人の資格です。

教習指導員をしていた人が検定員になることがほとんどなので、検定員をする人も教習をすることが大抵です。

昔は【学科指導員】と【技能指導員】は別々のものだったそうですが、

現在では【教習指導員】という1つの資格となっており、この資格でどちらの教習も行えます。

ちなみに【学科教習】を行う為には「普通二輪免許」が必要です。

【技能教習】に関しては、免許の種類はいろいろありますが、各免許ごとに資格が必要です。

私が働いていた自動車学校では「普通自動車」と「普通二輪」と「大型二輪」をやっていて、

在籍中には「普通自動車」と「普通二輪」を教えていました。

あと【学科教習】もしていました。

よく「教習指導員って公務員?」と思われがちですがこれは誤解で、普通の「サラリーマン」なんです。

ただ、「検定員」に関しては少し事情が異なります。

「検定員」は事実上公安委員会に代わって技能試験(公的な業務)を行っているわけで、

日本の運転免許制度を民間側から支える重要な役割を担っています。

そんな事情から「公務を行うが公務員ではない」ので「みなし公務員」と言われています。

ちなみに「みなし」ですが、刑法の適用については「公務員」としての扱いを受けます。

教習指導員って誰でもなれるの?

教習指導員の仕事をしたい!と思っている人は教習指導員になる為の条件を満たす必要があります。

それがこちら。

①満21歳以上の者。

公安委員会の実施する審査に合格した者。

③次の内容に該当しない者。

・過去3年以内に卒業証明書や修了証明書の発行に際し不正な行為をした者

・罰金以上の刑を受け、その失効が終わってから3年経っていない者

・自動車や原付の運転で刑法により刑法により禁固以上の刑に処せられ、その失効が終わってから3年経っていない者

・教習指導員資格者証の返納を命じられ、返納した日から3年経っていない者

この4つの内「1つ目と4つ目」は一般の方にはあまり関係ないので2つ目と3つ目が大事ですね。

教習指導員の資格を取る際の条件が「21歳以上であること」なので、

結局はシンプルに「教習指導員として仕事をしたかったらまず資格を取ろうね」ってことですね。

「昔は教習指導員でした」って話をするとよく「へ~、じゃあ二種免許持ってるの?」って聞かれるんですが、

教習指導員になる条件に「二種免許の所持」は条件ではありません

教習指導員の資格の取り方

上で書いたように教習指導員として仕事をしたければ「教習指導員」という国家資格を取る必要があります。

この資格、取り方には大きく2つの方法があります。

それがこちら。

①個人で試験を受けて取得する方法

②自動車学校に就職し、働きながら試験を受けて取得する方法

この2つです。 ただ、個人で受験する人って基本いないと思います。聞いたことありません。

多分それは「試験を受ける為の条件」が個人で受ける人には既に難しいからだと思います。

この「条件」についてはこの後書きますが、「事前教養」が個人では難しいからなんです。

なので基本的には上の②のようにまずは自動車学校に就職して、働きながら試験合格を目指すのが

一般的だと思ってください。

教習指導員の資格試験概要

教習指導員の資格試験は年に1~2回行われます。

私の県では「年1回」のみです。

この試験を受けるためには「事前教養」と言われる課題があり、先輩指導員から指導を受けます。

その時間なんと「90時限」! 

内容としては実際に教習生に交じって学科教習を受けたり、技能教習に同行したり(後部座席にいます)。

さらにこれとは別に都道府県指定自動車教習所協会が行う「新任教習指導員養成講習」を「56時限」受けます。

合わせて「146時限」!  なかなか長いですね。

この講習、私の県の場合は1つの自動車学校にその年に試験を受ける予定の

「県内の指導員の卵」が全員集まって、数日間に渡って日替わりで各自動車学校の検定員から講習を受けました。

ちなみにこの後受ける教習指導員になる為の試験もこの時の全員が一緒に受けます。

ちなみにこの試験の数カ月前から自動車学校に就職しているわけですが、

常に教養を受けているわけではなく、先輩指導員が空いていない時は受付業務や送迎バス業務も

やります。このことを私は予め調べていたので20歳の時に「大型免許」を取得しておいたわけです。

無事に役に立ったので良かったですよ。目指している人は今でいう「中型免許」の取得をおすすめします。

さてではいよいよ「試験の概要」ですが、学科試験と技能試験と面接があります。

学科試験は3項目、技能試験も3項目です。 ではこの後各試験の解説です。

学科試験(教習に関する知識)

以下の3項目の試験があります。正誤式か論文など各県によって違います。

自動車教習所に関する法令についての知識(正誤式95点以上、論文85点以上)

これについては私が受けたときは論文でした。

あまり内容は覚えていませんが、教習に関することというよりは自動車学校で知っておかなければならない

ルールといった内容だったと思います。

教習指導員として必要な教育についての知識(論述式85点以上)

こちらもあまり覚えていませんね笑

論文のようなものだったと思いますが、頭で覚えるものは忘れてしまいますね。

教則の内容となっている事項、その他自動車の運転に関する知識(正誤式95点以上、論文85点以上)

これは覚えてますよ笑

皆さんが免許取得の際に免許センターで受ける学科試験と同じ試験でした。

免許取得は「90点以上」が合格点ですが、指導員になる試験では「95点以上」なんです。

そりゃあそうですよね笑 教える立場なら分かっとけよってことですよね。

では次は「技能試験」の内容です。

技能試験(教習に関する技能)

教習指導員として必要な自動車の運転技能(技能試験85点以上)

簡単に言うと「あなた、運転うまいですか?」の試験です。

皆さんが免許を取得する時に自動車学校で受ける技能試験は減点式で「70点以上で合格」です。

要するに100点の持ち点でスタートして、「〇〇したから〇点減点」で採点して、

終わった時に「70点以上」残っていれば合格です。

ちなみに「二種免許」と言われる免許はこの時の合格基準が「80点以上」です。

教習指導員資格の場合は「85点以上」です。

なので教習指導員は二種免許よりも厳しい合格基準というわけですね。

よく「指導員だったなら二種免許持ってるの?」と言われますが、

「二種免許は持ってないけど、二種免許より難しい試験は受かってるよ」って返してます。笑

技能教習に必要な教習方法(面接試験or実技試験85点以上)

これは隣に試験官を乗せて、実際に「模擬技能教習を」行う試験でした。

たしか私が担当したのは「坂道発進」だったと思います。

やり方に決まりはありませんが、私は隣に試験官を乗せて実際に坂道まで行き、

「なぜこの練習が必要なのか」の説明や、実際の手順(見本も交えて)を教習しているつもりで行いました。

学科教習に必要な教習方法(面接試験or実技試験85点以上)

これは実際に学科教習を行う設定の試験でした。

上で述べたようにこの試験、県内の「教習指導員の卵」が全員で受けています。

なのでこの試験は他の受験生を教習生に見立てて、実際の学科教習のように行いました。

みんな分かりやすいように実際の経験談なども盛り込んで話を進めるんですが、

私、経験談には注意が必要なのをこの時、身をもって知りました。

というのも「事故が起きた時の運転者の義務」について話していた一人が、実際に事故に居合わせた経験談

交えて話していたのですが、その中で「警察がなかなか来なかったので私が交通整理を行いました」

ってニュアンスの話をしたわけですよ。

「ほう、居合わせただけなのに立派だな」と思いそうなところですよね?

でも待ってください。この試験、担当しているのは「公安員会=警察」なんですよね・・・。

極論、「身内批判」になっちゃってますよね。

この話をしたこの方、見事にこの項目で「不合格」になってました・・・チーン。

面接

これは最後に受けた試験でした。

試験官と面接して、「どのような指導員になりたいか」「安全運転者の育成には何が必要だと思うか」

など、教習指導員としての心構えを再認識したと思います。

教習指導員の一日

始業前

私が勤めていた教習所の就業時間は9時~20時まででした。(就業時間は9時~18時です。)

朝一番の教習は9時からなんですが、実際には8時過ぎには来て教習車の洗車や掃除があります。

掃除以外にも教習車の点検や給油も朝してました。

一番若い下っ端だったので担当が3台ぐらいあって、大変でしたよ・・・  冬は手がめっちゃ冷えるし!

午前の教習・昼休み・午後の教習

午前中に3回の教習をこなして、12時からの1時間はお昼休みです。

だがしかし!

校内で教習生のノルマにしていた模擬テストを昼休みに実施していたので実際には昼休みと言っても

ご飯食べたら交代で試験官をするのであんまり休めませんね。

その後13時からまた教習開始。  

17時まで「10分/1時間」のインターバルを挟みながら教習を4回こなします。

ここで束の間の「20分休憩」を挟んで、再び教習開始。

20時まで教習を3回こなして一日の教習は終わりです。

なので一人の指導員で最高「10回/日」の教習が可能なわけですね。

教習終了後

まだ帰れません。

ロビーに「その日行う学科教習の項目とその教室一覧」をボードに貼りだしているのですが、

これを翌日用に張り替えるのと、各教室の落とし物などの確認があります。

8時頃に来て、20時半頃帰る。  こんなもんですかね。

教習指導員の給料

もう辞めてることだし、あくまで「私の場合」の話なのでこの後正直にぶっちゃけます

給与明細が残っていたのでリアルな数字です。

当然自動車学校によって違いがありますし、どの仕事でもそうですが年齢によっても違いがあります。

今回は24歳いっぱいで辞めた私の24歳時(最後の1年)の給料を話します。

ちなみにこの業界は「繁忙期」があって、

高校生が来る12月~翌年3月までと、大学生が来る7月~9月が「繁忙期」にあたります。

ではまずは「閑散期」にあたる6月分の給料(7月支払い分)です。

総支給【220,031円】 差引支給額【167,778円】  

参考:普通残業時間【21時間】

こんな感じです。 

では次は「繁忙期」にあたる2月分の給料(3月支払い分)です。

総支給【331,802円】 差引支給額【277,102円】 

参考:普通残業時間【42時間】 休日出勤【6日=60時間】

そして賞与ですが、

夏が【356,964円】、冬が【122,352円】(冬は辞めるの伝えたら減らされました。笑)です。

ちなみにこの年の年収は【3,717,332円】でした。

こんな感じです。 

「繁忙期」、地方の24歳にしては多いかもしれませんが、休み1日も無くてこの金額です。 

これを高いと見るか安いと見るかはあなた次第です笑

教習指導員をしていて良かったところ

これはもう教育関係に共通するかもしれませんが、自分が担当した教え子が

「免許取れた~!」って報告に来てくれることは本当に嬉しかったです。

自分の「仕事の成果」を実感できるとやりがいにもなるってもんですよね。

それに私がいた自動車学校では卒業時にアンケートがあって、

技能教習で良かった指導員・学科教習で良かった指導員という項目があり、そこで評価があった時は

それも嬉しかったです。

ちなみに私、在籍中は技能・学科共に常にアンケート成績1位でした!☆

と、いうことでこの仕事の良かったところは私が教えることが好きなのもありますが、

「好きなことが仕事であったこと」「自分の頑張りの成果がちゃんと実感できること」ってところです。

「誰かの役に立てた」も実感できますね。

教習指導員をしていて良くなかったところ(辞めた理由も)

当然良かったところばかりではありません。

私としては上で書いたように「教習指導員」の仕事自体は本当に好きでした。

やりがいを感じて働けていましたし、今でもやりたいくらいです。

じゃあなぜ辞めたのか? 多分これは他の辞めた方もほぼ同じ理由になると思います。

それは「就労環境が悪い」からです。 今流行りのブラック企業ですね。

上でもチラッと触れましたが、繁忙期になると文字通り「休みなし」でした。

1月の後半に休みが一日ありますが、次の休みは「3月1日」でした。毎年。

なぜ「3月1日」か、それは、「高校の卒業式」の日だからです。

待ちに待つわけですよ。その日を。

そしてこの日までは高校生は学校の規則として制服で通うわけですが、この日以降は私服になります。

2月28日の時点で「2日からは制服着てきたらコスプレやでな~」って毎年言ってるオッチャン指導員もいました。笑

しかも1月末に休んでから3月1日までの約30日間、毎日朝8時過ぎ~夜8時過ぎまで仕事ですからね。

さらに3月1日に休んで、次の休みは3月末までにあればラッキー、無ければまた4月までありませんでした。

約60日間で休み「1日」。  なかなかのブラックですよね。

当時から「結婚するなら絶対辞める」と決めてました。 そして実際結婚して辞めました。

ただもし「教習指導員になるのが夢」の方がこれを見ていたら一つ言わせてください。

今お話ししたのはあくまでも「私がいた自動車学校」の話です。

自動車学校は「公的な施設」ではなく、「株式会社」です。誰かが経営しているわけです。

まともな経営をされているところもたくさんありますので、どうか悲観されないようにしてください。

と、いうわけで「夢だった指導員になれたのになぜ辞めたのか」もお分かりいただけたでしょうか?

まとめ

ここまでだいぶ長くなってしまいました。

読んでいただいた方、ありがとうございます。

「教習指導員」は私の夢でありましたし、私の人生において初めて「夢を叶える」経験ができたものでもあります。

しかしやはり現実的に考えてあのまま「あの自動車学校」に居続ける選択肢は私にはありませんでした。

「もし違う自動車学校に就職していたら?」を考えると今とは違う未来、今でも指導員を続けていたかもしれません。

でも人生に「もし」はありませんし、現状幸せですから後悔もありません。

実は今の嫁さんも「元教習生」なんです。 大事な子供も3人います。

それを考えるとあの自動車学校にいたことは幸運だったんだと思います。

もし将来、私が独立してお金の心配がなくなった時には「気楽なパート」として、

労働環境に不満もなく、ただ純粋に「私が好きな教習指導員の仕事」ができたら幸せかもしれませんね。

馬主になってみて分かったこと

f:id:ponkinoko:20191023013056j:plain

10月19日(土) 東京2R

 

所有馬が初勝利!

 

いや〜 嬉しいですね😊

競馬の話です。

今年の4月に馬主になって、初出走が8月でした。

その時は残念ながら6着だったんですけどその後一旦放牧でリフレッシュして、

それからまた鍛えてもらって、先週土曜日の「未勝利戦」で見事勝利!

通算2戦1勝です。

 

 

馬主になる条件

馬主って、なろうと思うと非常に厳格な審査があるんです。

馬主になる為の要件はこんな感じです。

日本中央競馬会競馬施行規程第7条第1号~第13号に定める事項のいずれにも該当しないこと(禁固以上の刑に処された者・・・とかそんなのです)

②今後も継続的に得られる見込みのある所得金額(収入金額ではありません)が、過去2か年いずれも1700万円以上あること。

③継続的に保有する資産の額が7500万円以上あること。

いや~、まあ、一言で言って、要するに、「金持ち」ですね。笑

競馬に詳しくなくてもなんとなくイメージできる「馬主=金持ち」で間違いないです。

ここまでだと「じゃあこの記事書いてるコイツ、金持ちなの?」って思われるかもしれませんが、違います。

まあ「金持ち希望」ではあります☆笑

その辺りを今から説明していきますね。

 

一口馬主

私が馬主なのはこの「一口馬主」というやつです。

バヌーシーです。(←ギャグじゃないですよ。後で言います)

本来、馬主になれる人ってのは上で書いたような、いわゆる「お金持ち」です。

一般的にイメージされる馬主は「個人馬主」というやつです。

しかし私がやってる一口馬主は誰でもなれます。

一口馬主というのはクラブ法人が運営するもので、「法人馬主」になります。

法人を設立する人は上で書いた条件を満たして既に個人馬主であることが条件です。

設立する人は結局馬主なんですね。

そしてこの「法人馬主」は個人で馬主になれない人でも「共同で競走馬を所有する」ことで馬主を味わわせてくれます。

法人は競走馬を「6万円/500口」とか「200万円/50口」で分割販売します。

この価格は一律のものではなくて馬一頭ずつ違います。

競馬は「血のスポーツと言われ血統が重要視されるので、兄弟が活躍した馬や母が活躍した馬などは高い値段がつきます。

ちなみに私が加入しているクラブ法人は、「DMMバヌーシー」というクラブ法人です。(バヌーシーここで出ました笑)

比較的新しいクラブ法人で、このクラブの特徴は「口数を増やして一口をお手頃にする」というところです。

ちなみに私が買った馬、一口「1万円」でした。「1万円/一口」の一口購入しました。

お手軽な馬主でしょう?笑

 

馬主って儲かるの?

馬主になると所有馬のレースを見守るだけではなく、所有馬がレースに勝つと賞金を獲得できます。

獲得した賞金は1割を騎手が、1割を調教師が、残りの8割が馬主のものとなります。

ちなみに私の場合これも「1万口」で分配されます。

土曜日に勝利した「未勝利戦」の1着賞金はいろいろな手当ても入れて「約740万円」です。

これの8割「592万円」を「1万口」で分けます。

約600円ですね笑  儲かりませんよ笑

ちなみに今、日本競馬界で「最強」と呼び声高い「アーモンドアイ」という馬がいます。

この馬デビュー前に「6万円/500口」で募集されました。

デビューから約2年経った今、稼いだ賞金は「7億4870万円」です。

ビックリですね。 これの8割「5億9896万円」を500口で割ると、

なんと、「119万7920円」!  これ一口買った人でも約113万の儲けですね笑

私が手に入れた「600円」との差!笑

まあでも私の場合は馬主で儲けようというよりは馬主気分を味わいたいっていう

純粋にそれだけの気持ちで、1万円ならって始めただけなので、

その所有馬が1勝してくれただけで大喜びですよ。

もしお金を儲ける為に一口馬主を検討する人がいても否定はしません。

実際そういう目的でやっている人もいるでしょうしね。甘くはないと思いますが。

でも競馬の面白いところは高い馬が必ずしも活躍するわけではなく、安かったのに大活躍する馬もいるところです。

私はそんな見る目もないし「この馬は絶対活躍する!」なんて分からないので、

馬主気分を味わうので十分です。

 

まとめ

こんな感じで、初めて持った所有馬が幸運にも勝ってくれたので、

念願だった「馬主気分を味わいたい」はまず達成されました。

でもせっかく勝ってくれたので、これからは重賞やG1で走るところも見てみたいな~と思います。

競走馬は大体5歳くらいまで走るのでまだ来年(3歳)と再来年(4歳)は楽しめるといいな。

ではこの記事は以上で終わります。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

 

 

 

 

【解説】免許取得【自動車学校】【一発試験】

 

今回は運転免許の取得についてお話ししていきます。

基本的には「普通自動車免許」を取る体で話を進めていきます。

なるべく難しい言葉は使わずに分かりやすい言葉で書いているので厳密には違う部分があるのはご了承ください。

運転免許の種類

普通、運転免許というと一般的に皆さんが取得するのは「普通自動車第一種免許」と言われるものです。

いわゆる「一般的な乗用車を運転できる」という認識でいいと思います。

他に普段の生活で馴染みがあるのは、「大型」「普通二輪」「大型二輪」「原付」といったところでしょうか。

何歳から取得できるの?

これは免許の種類によって違ってきます。

原付・普通二輪・小型特殊=16歳以上

普通・準中型・大型特殊・けん引・大型二輪=18歳以上

中型=20歳以上

大型=21歳以上

二種免許(普通・中型・大型・大型特殊・けん引)=21歳以上

この他に中型・大型・二種免許など「経験年数」が必要なものもあります。

取得に必要な年齢以外の条件は?

「原付」は【学科試験】の合格が必要です。

初めての免許に関しては【学科試験】と合わせて【技能試験】の合格が必要です。

ちなみに「普通自動車」を持っている人が「普通二輪」の免許を取りたい時は、

【学科試験】は不要で【技能試験】のみになります。

【技能試験】は二輪の免許は「教習所内のコース」で、

自動車の免許は「路上(一般道路)」での試験が行われます。

なんでみんな「自動車学校」に通うの?

まず自動車学校とは、

「運転免許を取得しようとする者などに対して、

自動車を運転するのに必要な知識と技能を教習する施設である」 ということです。

初めて免許を取る人は交通ルールを知らないことはもちろん、

自動車の運転だってしたことがない人が大抵だと思います。

そんな人でも【学科教習】で交通ルールを学び、【技能教習】で運転技術を学べます。

また、自動車学校では「仮免許の試験(修了検定)」「卒業検定」も行っているので、

「仮免許」を持って実際に一般道路を走って練習することができます。

ちなみにこの「仮免許」を持っていると実は教習以外でも練習することができるんです。

しかしその為には条件があり、一人で運転はNGで同乗者が必要です。同乗者の条件はこちらです。

●教習指導員資格を所持している者

●普通一種免許取得後3年を経過している者(免停中の者は不可)

●当該第二種免許を取得している者

こんな条件です。 もし兄弟がいて、免許取得後3年経っていたら、同乗して貰えば練習可能です。

でも実際には仮免許を貸し出して事故されると大変なので貸し出しを渋ることが多いと思います。

さてここまで説明してきましたが、何か疑問ありませんか?

教えて貰ったり練習できたりは分かったけど、でもそれって広い敷地で練習したり、猛勉強すれば

わざわざ自動車学校通う必要ないんじゃない?  って疑問ないですか?

ではここで違う言い方をします。

「運転免許を取得する時は【技能試験】と【学科試験】の合格が必要であり、

これは各都道府県の「運転免許センター」で行われる。

しかし各自動車学校で行われる規定数以上の技能教習を修了し、

卒業検定に合格した者はこの【技能試験】を免除する。」

こう言われると「自動車学校」に行く意味が分かりやすいですかね?

要するに運転を学ぶこと以外に【技能試験】が免除になるんです。

ちなみに卒業検定に合格して卒業証明書が発行されてから1年以内に【学科試験】に受からないと

もう一度1からやり直しになります。

「あ、じゃあ運転に自信あるから自動車学校行かずに

免許センターで【技能試験】を一発で合格したらいいんじゃん」って思った人。鋭いですね笑

次はこの「一発試験」について説明します。

「一発試験」とは

今まで説明してきたように免許の取得は【学科試験】【技能試験】両方の合格が条件です。

大抵のみなさんは「自動車学校を卒業して【技能試験】を免除してもらって【学科試験】を受ける」

のがセオリーです。

【学科試験】はみんなが「運転免許センター」で受けるものです。

でも実は【技能試験】も免許センターでやってるんですね。 

自動車学校に通わないでも免許を取得する方法はあって、それはこんな流れになります。

①免許センターにて仮免許取得の為の技能試験及び学科試験に合格し【仮免許】を取得する。

②上記で取得した【仮免許】を使用し、免許センター周辺の指定の一般道路で「本試験」に合格する。

③合格後各自動車学校で行っている「取得時講習」を受講する。

ざっくりこんな流れです。

ではこの「一発試験」のメリット・デメリットを説明します。

メリット・・・少ない回数で合格できれば自動車学校の費用を節約できる

デメリット・・・何回も不合格を繰り返すようであれば結局上記のメリットはなくなる

        独学なので正しい知識や技術を学べないことがある

こんなところでしょうか。

ちなみにこの「一発試験」、基本的には採点は自動車学校の試験と同じ基準ではあるものの、

実際には「かなり厳格」である為合格率はかなり低く、難関であるのが実情です。

元々教習指導をしていた私からしても自動車学校では普段の教習の時から

「この交差点で右折する時は合図はこの辺りで出して、確認はここでしましょう」といったアドバイス

できるんですが、一発試験ではその辺も教わることなくしかも厳格に審査されるのでそりゃあ難しいですよね。

一発試験の経験談

ここまで「一発試験」は難しいですよ、自動車学校通ってしっかり学ぶのがいいですよ って

ニュアンスで話を進めてきましたが、実は私も一発試験経験者なんです。笑

私が教習指導員として働いていた時、「普通二輪」の教習指導員資格も取得しました。

普通二輪の運転を教える為の資格です。

この資格取得の為の練習の一環で「大型二輪」も練習として乗っていたので、

「普通二輪教習指導員」の資格を取ってすぐに「一発試験」で大型二輪を取りに行きました。

実は「指導員の試験」と「一発試験」の試験官、同じなんですよ。笑

試験始まった時点で向こうも気づいてるんですよね。

ちなみにこの「一発試験」、恥ずかしながら1回目は落ちました・・・笑

試験車両に無線がついていて、交差点に向かう私に「試験を中止して戻ってきてください」って・・・

落ちた理由は「交差点右折の為に中央線に寄った際にわずかに車両が中央線にかかった為」でした。

ショックでした・・・。 でも無事2回目の試験で合格させて貰えました。

「教習もよろしく頼むよ」の言葉を添えて・・・笑

ちなみに私が合格した「2回」という数字、かなりレアです。

私が一発試験に行った時大体20名程の方がみえましたが、合格は私一人だけでした。

試験が始まる前の皆さんの会話はこんな感じ。

Aさん「あの、僕今日初めてなんですけど、何かコツとかってあるんですか?」

Bさん「あ~それならあの人(Cさん)に聞くと詳しいよ。俺今日でまだ10回目だし」

Cさん「俺もう26回目だよ~。そろそろ受かりたいわ。コツはタイムは気にせず、慎重にやることかな」

こんな感じです。 なんかもうダメなのがやる前から分かっちゃってるな~って感想でした。笑

しかもなんかもう常連さんですよね 雰囲気が。

私は立場的に自動車学校の制服(ライダー服の)で受けに行ってたので「変なやつ」って思われてたのか、

試験前は誰も話しかけてきませんでしたよ。

試験終わってからのみんなのビックリした顔はちょっと気分良かったですけどね。

話がそれましたが、一発試験のリアルってこんな感じです。(二輪しか経験ありませんが)

あまり参考にならないかもしれませんが、以上が「一発試験」の経験談でした。

終わりに

ここまで免許の取得について書いてきましたが、やっぱり本音はちゃんと自動車学校に通って

正しい知識と技術を持って世に出て欲しいですね。

それが自分自身の為であり、世の為でもあります。

何事も「基本が大事」ですよ。

この記事がこれから免許を考えている人のお役に立てば幸いです。